社会的な心理考察記

社会に働く心理について考察したブログです。

2017-01-01から1年間の記事一覧

人々の生来的なエネルギーと社会制度による抑制

年の瀬も迫る中、近い将来に向けて最近思っていることを書いてみたい。きわめて漠然とした話になってしまうがご了承を…。 まず近い将来にタイトルと最も関連してくるであろう、車の自動運転について触れてみたい。東名高速において車を無理に停車させ追突さ…

残業の類型、とりわけ「見せかけ残業」について

自分は管理職以外の残業は法定外のものとして原則行うべきでないという考えに立っているが、それでも社会的に平然と生じている残業について、今回は述べたいと思う。 いそがしいいそがしい残業しなければと人が言っていても、本当にいそがしいのか、その人の…

「実家の親に手伝ってもらえばよい」の安直さ

小さな子供を抱えている身としては、子供が熱を出して3日4日と休まなければならないというのは、仕事をする上で堪える。だが、妻が専業主婦でいれば面倒も見やすいのだ…なんて考えるのは今の時代浅はかなものであって、共働きを前提にしながら子供の病気、子…

年度末、年度始めへの安易な威厳づけ

4月も終わりを迎え、年度末から年度始めの膨大な業務量からようやく解放されつつあるという人も多いと思う。GWはこうした経緯もあって思い切り羽を伸ばしたくなる気分になる。社会的にそうした流れが確立されているので、それは結構なものだと思う。しかし年…

職位への安易な威厳づけ

前回は仕事内容を安易に重く考えることで安易に残業時間を増やしたり年休の取得を難しくしたりする、そんな心理について述べた。このような安易な威厳づけというのは、職位に対しても生じる。今回はこのことを述べてみたい。 年度末のこの時期、業務量も多く…

仕事内容への安易な威厳づけ

今回は、育児参加への妨げや長時間労働を生む要因の1つとして、仕事内容へ安易な威厳づけを行ってしまう心理について述べたいと思う。 仕事をしている中で、職場的に重要そうに思える仕事内容というのがある。会議、来賓対応、講演会など、様々な関係者との…