社会を変化させる社会心理論・組織心理論の考察記

行政職員の筆者による、社会を変化させるような社会心理論、組織心理論がいかなるものか、その考察内容を綴ったブログです。

労働観を定期的に投稿します

 さて、公務員心理の連載は先日終了とさせていただいたわけなのだが、今後は定期的に日本人の労働観、職場での対人心理のようなものを投稿していきたいと思っている。

 

 労働観を述べるにあたっては、日野瑛太郎氏の脱社畜ブログというものが大いに参考になっていることを申しておきたい。脱社畜ブログはネット上で高い認知度を誇っており、記事中では長時間労働や有給休暇の未消化などに代表される、日本人のおかしな労働観を見事なまでに一刀両断している。ここまで単刀直入に労働観を斬れるというのは珍しいもので、その斬新さに心惹かれた方は多いだろう。公開後さほど時間もかからず好評を博したというのもうなずける。

 

 自分もその一人であり、脱社畜ブログの内容に目から鱗が落ちる思いをした。もともと自分としても日本の労働観については批判的に捉えていたのだが、ブログを読んでからはその感覚が研ぎ澄まされたように思っている。

 

 ただ一点、脱社畜ブログで日野氏が提唱している内容について、「自由を謳歌したい」というスタンスを前面に押し出すことは賛成しにくいものだった。

 私には二人の子供がいるが、結婚して子供がいるとなると、親が自由時間を持って行動するというのは大いに制約される。もちろんうまくやりくりして、夫婦二人や自分一人の時間などたまの息抜きの時間を取ることはできるのだが、自由を謳歌するという表現からはほど遠い。

 さらには不思議なもので、子供がいると自然と子供中心の目線になる。そうすると独身時代に強く欲するような、自由時間を持ちたいという意思が薄らいでいくというのもある。

 なので、やはり自由を謳歌するというのは闇雲に賞賛されるものではなさそうだ。一般的には学生時代までに留めておく、というのも一理あるのだろう。(ただ、バカンスという概念が日本には欲しい。これは後日述べたいと思う。)

 

 この部分は日野氏の思想への批判めいたものになってしまった。しかし「脱社畜」の概念については、日本の労働観に風穴を開けるものとして、大いに賛同できることは改めて強調しておきたい。少しの批判も、脱社畜の概念に盲従してはいけないということである。

 

 また、盲従していると脱社畜ブログ内容の焼き直しになってしまいそうでもある。その方向へ傾き過ぎることのないように、自分の労働観を発信していけたらいいなと思っている。特に自分は二人の子供がいるという視点から、社会的にバランスの取れた内容を発信していくことを心がけたい。よろしくお願いします。