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社会を変化させる社会心理論・組織心理論の考察記

行政職員の筆者による、社会を変化させるような社会心理論、組織心理論がいかなるものか、その考察内容を綴ったブログです。

武藤議員の会見に見える、要職者が辞職から逃れようとする理屈

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150826-00000017-kyt-l25

 

取り沙汰されている武藤議員の問題について…事実関係が十分に確認されていない点はあるにしても、国会議員が投資詐欺だなんて、直ちに辞職してしかるべき問題だと直感的に判断できると思う。しかし本日の会見によると、どうも辞職はしない模様で…。

さらに唖然とさせられるのが、出てきたこの発言。

 

「失った信頼を取り戻すため引き続き取り組みたい」

 

こんな理屈を耳にする機会が増えたのは、気のせいだろうか。

サッカー代表監督の任命責任の話や新国立競技場建設費問題の責任もそうだが、なぜか最近は何か重大問題が生じたときに、要職に就く人が辞職して責任を取るということが少ない気がする。そしてお決まりになっているのがこの理屈。

どんな重大問題を起こしても自分には挽回を目指す権利があり、辞職を求められるいわれはないというあざとい意思が込められているのが透けて見える。自分が要職に就くことは(任期中なら)無制限に認められる、とでも言わんばかりの理屈なのだ。

 

要職というのは、「重大問題が起きた際には責任を取って辞職すること」が就任条件の1つとして備えられているとは言えないだろうか。問題を起こした本人は辞職して、別の頭によって問題の解決を目指すというのがしかるべき考え方だろう。

 

こんなあり得ない理屈を見ることが増えたのも、現代の日本には諸問題が山積していて、問題が起きてもいちいち責任者を代えていられなくなった、ということなのだろうか…と先が案じられる。