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社会を変化させる社会心理論・組織心理論の考察記

行政職員の筆者による、社会を変化させるような社会心理論、組織心理論がいかなるものか、その考察内容を綴ったブログです。

平たく解説・公務員心理 「増加する予算、過剰な省益追求」その8

 [今回の心理場面]
 官僚A:とにかく、先輩の顔に泥を塗るようなことはしたくない…。

 

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  過剰な省益追求の原因と考えられる霞が関での慣習について、4つめとなる「先輩の面子を潰せない文化」について述べていきたいと思います。

 

4.先輩の面子を潰せない文化
 霞が関では、やみくもに先輩の面子を保とうとする姿勢があることが指摘されています。しかし、この姿勢があることで

 

「誤った業務であっても、先輩の行ってきたものは見直せない」
「無駄な天下り先であっても、先輩の作ったものは潰せない」
「過剰な省益追求の考え方であっても、先輩から受け継がれてきたものは否定できない」
「議員や所管業界との甘いつながりがあっても、先輩が維持してきたものだから襟を正すことができない」

 

 といった心理が生まれていると言われています。

 

 この心理は単純です。身内を否定できない、いわゆる「馴れ合い」の意識により生じているものですね。

 しかしこのような単純な心理が、ここまで述べた天下り先作成のため、各省個別の人事のため、議員や業界団体へいい顔をするため、といった過剰な省益追求の要因を、全体的に強化することになってしまう、という現実があるわけです。

 
 次回は、ここまで述べた4つの慣習に即して、過剰な省益追求の改善案について述べてみたいと思います。

 

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