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社会を変化させる社会心理論・組織心理論の考察記

行政職員の筆者による、社会を変化させるような社会心理論、組織心理論がいかなるものか、その考察内容を綴ったブログです。

平たく解説・公務員心理 「割り振り争い」その2

 [今回の心理場面]
 役人A:属性が2つあるような仕事なら、どちらの担当かまともに議論しても仕方ないんじゃないの?

 

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  割り振り争いが起きてしまうのは、該当の部署が2つ挙がってしまうような業務が存在することが原因となります。
そして、該当の部署が2つ挙がるということがどういうことかを考えると、その業務が「属性」を2つ有しているから、ということが言えないでしょうか?
 それぞれの「属性」を担当する部署がそれぞれ存在しており、「属性の衝突」が起こるために割り振り争いが生じる、というわけです。

 

 属性の衝突が起きているものを具体的に考えてみることにしましょう。中央省庁の例を取ると、農道の問題、大学の医学部の問題などが思い浮かびます。
 農道は道路という属性では国土交通省の担当、農業という属性では農林水産省の担当となります。そして医学部は大学という属性では文部科学省の担当、医療という属性では厚生労働省の担当というように、どちらの担当であるかを明確にできないものがあることがわかるかと思います。

 

 そしてこの属性、話し合いによってどちらの属性に優位性があるかを容易に判断できればよいのですが、2つの属性が真っ向から組み合っており判断がつかないことのほうが、残念ながら頻繁であるように思えます。
 そうした状況で割り振り争いを行うから、お互いに一歩も引かないような事態が生じることになるわけですね。

 

 正直なところ、2つの属性が真っ向から組み合ってしまうことがあるのは、どうにも物事の道理として避けられないものではないかと私は思います。皆さんの考えはいかがでしょうか?
属性が真っ向から組み合うなら、当該部署同士で真っ向から話し合いをしたところで、まともな解決にはつながりませんよね。

 
 割り振り争いの改善には、ある程度の割り切りが必要であるとして、次回から筆者の考える改善案を述べていきたいと思います。

 

幼保一体化の変遷

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