社会を変化させる社会心理論・組織心理論の考察記

行政職員の筆者による、社会を変化させるような社会心理論、組織心理論がいかなるものか、その考察内容を綴ったブログです。

平たく解説・公務員心理 「念のため」その4

 [今回の心理場面]
 (部下の文書をチェックして)
 上司A:あれもこれも書いておいたほうがいいんじゃないか?
 部下B:(そんなにたくさん書くと要点がわかりにくくなるような…)

 

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 続けて、「過剰な信憑性」を追求する心理の具体的な弊害を見ていきたいと思います。

 

2.文書への盛り込みを増やすこと
 文書の作成にあたって、その内容をより正確に説明しようとするために、あれもこれもと文言を盛り込みたくなる心理はないでしょうか? このことも、過剰な信憑性を追求する心理によるものと考えられます。

 

 ただ、文書にあれもこれもと文言を盛り込んでいると、主語と述語の他に修飾語が多数添えられているような形になるでしょう。そうすると、かえって要点がつかみにくくなるような文書になってしまうわけです。

 

3.紙媒体へのこだわり
 過剰な信憑性を追求していると、作成した資料に関して、その資料をより確かな形で保存しておくことで信憑性を保持させようとする心理もないでしょうか?

 そして、この確かな形での保存というのが、資料を何でも紙媒体に印刷して、長期間保管しておこうとすることにつながるものと考えられます。
 するとどうなるでしょうか? オフィスに資料が溢れかえってしまい、要点となる書類がどこにあるのかが探しづらくなってしまいますよね。

 

 また、資料のより確かな形を追求するということにより、カラーコピーを抵抗なく使用するという心理もないでしょうか? この場合は、当然ながら印刷代がかさんでしまうということになります。

 


 次回も続けて、「過剰な信憑性」を追求する心理の具体的な弊害を述べていきます。 

 

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