社会を変化させる社会心理論・組織心理論の考察記

行政職員の筆者による、社会を変化させるような社会心理論、組織心理論がいかなるものか、その考察内容を綴ったブログです。

関係性抵触での脅し

タイトルだけでは何のことかよくわからないと思われるが、日常にも潜む心理論について。

「そんなことをするならもう~しない」

この台詞は、日常のいろんな場面で出くわすだろう。

そして、この「もう~しない」というのは、これを言う側と言われる側の関係性自体を否定するような、いわば「関係性に抵触しての脅し」であることが大半となる。

これを言われた側は、「そんなこと言わないで」と怯んでしまい、言った側へ譲歩するような心情を持ってしまう。

「料理の味に口を出すならもう料理は作らない」 「上司に反発するならもう仕事は教えない」

といった話はよく聞くものであり、上は夫婦間、親子間といった関係で、下は上司と部下といった関係で、相手のことを力任せに抑え込んでやるという、お互いの関係性自体を否定するかのような言葉となる。

これらの理屈はなんとも稚拙なものなのだが、こうした理屈が大人同士のやり取りにおいて有効なカードとして、平然と存在しているように見受けられる。情けないことに。

こうした理屈を目にしたら、それは「関係性に抵触しての脅し」であり、社会的に認められるはずがないことを意識して、「そんな脅すようなことを言うな、建設的に話をせよ」と反発することが求められるところである。