社会を変化させる社会心理論・組織心理論の考察記

行政職員の筆者による、社会を変化させるような社会心理論、組織心理論がいかなるものか、その考察内容を綴ったブログです。

STAPにかかる笹井氏について

もう今年は年初からずっとSTAPの話に振り回され、ここへ来て小保方氏の師匠的存在の笹井氏が自殺するという、おぞましい展開となっているが…

これもSTAPの話題が出てからずっと提示される考え方だが、STAPに関しては

・マスコミや一般人が騒ぎ過ぎている。騒ぐことなく世紀の発見に取り組む科学者達を見守ろう。

・マスコミや一般人は騒ぎ過ぎではなく、STAPがあるのかないのか最低限の論拠も示されていない状態なので、単純に最低限の論拠を求めているだけである。この研究にも税金が使われているわけで、その権利がある。

という二つの見方にきっぱり分かれているものと言えそう。

そして今回の件に関しても、

・マスコミや一般人が騒ぎ過ぎて笹井氏を追い詰めたのだろう、かわいそうなことだ…。

・マスコミや一般人は関係ない。笹井氏は最低限の論拠を示すことをしないまま、命を絶ってこの問題から逃避したわけだから擁護はできない。

という二つの見方に分かれているような気がする。

そして自分の見方は、いずれについてもやはり後者が正しいのではないかと思う。STAPの件では、マスコミや一般人が騒ぎ過ぎていたという感触はほとんどなかったような…と。

初期の頃にかっぽう着だのムーミンだのにマスコミがつられたことが糾弾されていたけども、これも理研側が演出として仕組んだような話が報告されており、マスコミがつられたのも致し方なかったかと。

科学者が自殺に走るというのは、あくまで科学的な糾弾でもって自身の実績や方針に大きく傷がついてしまったときのものだと考えられ、人気商売をしているわけではないのだから、マスコミや一般人に騒がれたことを主な原因として自殺をするとはやはり考えにくい。

となると、やはりSTAPの概念を半端に提示したまま命を絶ったというのは、疑念ばかりが残り擁護するのは難しいのかと・・。

にしても、ES細胞による再生医療の第一人者ではあったわけなのだから、強引にSTAP理論を提唱する意味はあったのか?とも思える… こればかりはご本人の心の中にあり、外からは窺い知れないわけだが。