社会的な心理考察記

社会に働く心理について考察したブログです。

心理論

関係性抵触での脅し

タイトルだけでは何のことかよくわからないと思われるが、日常にも潜む心理論について。 「そんなことをするならもう~しない」この台詞は、日常のいろんな場面で出くわすだろう。 そして、この「もう~しない」というのは、これを言う側と言われる側の関係…

上司対応の遅さ

前回の「マッチポンプ論」にも通ずる話で、組織における心理論を。 マッチポンプ論では、上司が部下に十分な指示を出さず、部下が困り果ててから上司が十分な指示を与えるという行動を取り上げたのだが、これがもっと組織的な大きな話として現れることがある…

「マッチポンプ」論

前回の言わなくてもわかるだろう論に続き、対人心理についての考察を。 マッチポンプとは、自分でこっそり問題を起こしておきながら、その解決役に名乗り出ることで周りからの感謝を得ようとする行動のことを指している。 マッチで火をつけて自分からポンプ…

「言わなくてもわかるだろう」論

タイトル通り、対人心理にかかるこの言葉への考察を。 言わなくてもわかるだろう、という言葉は空気が読めない人を糾弾するときに使われるイメージが一般的となっている。「ここまで言えば、言ってないことは自分で補って行動できるだろう」と。 この表現に…

マタニティマークについて

最近のニュースにも上がったこの話題について、マタニティマークをつけることが特別視を求めているようで不愉快などの議論が巻き起こっている。 マークを不愉快と思う人は、ご老人である、怪我をしているという状況を始め、お腹が大きいという状況が見た目に…

やりがいの買い叩きについて

やりがいがあって仕事をしている人に、使用者がその給与を削ろうとする心理について。 やりがいのある仕事はいわゆる天職と言われるように、やりがいがありながらお金も稼げるという、人間であれば誰しもが目指したい、目指すべきところのものとなる。 しか…

未経験への想像力

経験していないことでも、想像力をもって共感、予測しようとすることについて。 身の回りでは、あることを経験した人と経験していない人で会話をしているとき、未経験者の意見へ、経験者が「君は経験していないからわからないんだ」という理屈が、たびたび使…

マスコミの個別事故報道について

お盆、正月などの時期になると特にそうであるが、帰省時の車の交通事故や、あるいは通常の時期でも個人宅での火災発生など、個別の事故について報道がなされる。 そしてこうした事故は、その原因が個人に帰する要素が強いために、諸外国ではあまり報道されな…

原告側の立証責任

タイトルは固い…が日常でもありがちな心理について。 あることを主張している人に対して、なぜそうなるかの説明を求めたときに、説明を求められた側が「なぜそうならないと思うのか説明して」と返してくる…という状況にしばしば遭遇する。なぜそうならないか…

優先座席について

優先座席はご老人、妊婦さんなどを対象に、健康な人が座席を譲るべきとされる。 しかしこれを逆手にとって、優先座席の対象者の側から座席を譲らせようとする態度を示すこともあり、こういう人は優先させるべきなのかどうか、しばしば議論に上がったりする。…

業務の引継マニュアルについて

どの組織や部署でも必要な、業務の引継マニュアルについて。 どの組織や部署においても、人事異動というのは避けられないものとして存在している以上、異動での前任後任の間で、業務を適切に引き継ぐことが重要となる。 また、担当者が有給休暇を気兼ねなく…

左側、右側通行の是非

日頃から意識してしまうこのルールについて。 日本では、一般的にエスカレータで歩かない人は左側に寄る。 しかし関西圏では右側に寄る。これは阪急電車の昔の呼びかけを起因としている模様。 この違いについては、ただの慣習の違いでしょう…ということで済…